BROTHER

2001年1月31日
深夜勤、ああ忙しかった。
ほとんど満床(になると40人)の病棟に重症を一人抱え、ずーっと走りまわって終わった感じ。あーあ。

そんななか、午前4時に緊急入院がやってきました。
11歳、女の子。急性虫垂炎疑い。
一般にみなさまには「盲腸」として知られる病気です。
吐いておなか痛くてやってきたらしいが、彼女は点滴を1本打たれると、そのまま爆睡モードへ。
8時ごろ、熱をはかろうとすると彼女は目覚めました。
「…トイレ行きたい」
そりゃーそうだろう。900mlぐらいの水分が点滴で入ってるんだから。
彼女は平気で立ちあがり、トイレへと歩き出しました。
「ねえ、おなか痛くない?」
「え?うん、痛くない。気持ち悪くもない。治っちゃったみたい。おなかすいたなあ」
恐るべし。

そのとなりの部屋には、3ヶ月のベビーたちが4人入院している。
一番やっかいなのはMちゃん(3ヶ月、女の子)
しっかり抱き癖のついてる彼女は、抱っこしてあやすまで2時間でも3時間でも泣きつづける。
泣いて泣いておなかがすいて、ミルクを飲んでやっと寝ました。あーあ。
そのむかいがわのDくん(3ヶ月、男の子)は、Mちゃんがどんなに泣こうがわめこうが知らん顔。目を覚ましても一人で遊んでる。(たまに泣いてると思うと、ベッド柵にはまって動けなくなっている)
彼は200mlのミルクをぺろりと飲んでまた寝ました。
2人とも大物だ。

今日は緊急入院が来ませんように。
でも、小児科って緊急入院の多いところなんだよね…

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