やってきました。恐怖の5日勤。(5日連続の日勤のこと。しかも早出1日含む)

なかなか順調に進みました。
しかし…

日勤終了間際。16時30分。
川崎病の入院が1名。
高熱を出してぎゃんぎゃん泣きながらやってまいりました。

外来で点滴入ってたため、診察して、身長・体重はかって、大体の処置が終わったのでお部屋へ案内して終わり。

ほっとしたのもつかの間。

「虫垂炎の入院がきまーす」

…は?

6歳の男の子が泣きながらやってきました。
緊急オペ決定。

日勤みんなですごい勢いで準備しました。
3人ぐらいでベッドサイドに行き、点滴の固定やら術衣への着替えやら情報収集やらを一気に行い、あっという間に手術室へ送られていきました。

終わったら7時半。
頭にきたのでみんなで超勤をとってやりました。

初日からこんなんでやっていけるんだろうか…(涙)

 
 
〜さくらのワンポイント講義〜
川崎病とは…
子供の病気のひとつです。
全身の血管に炎症を起こし、熱が上がり、体中が赤くなって手足がパンパンに腫れ、首のリンパ腺も腫れるというものです。
そして、治った後に冠動脈(心臓に栄養を運ぶための血管。心筋梗塞とはこの血管がつまることです)に動脈瘤ができることが時々あるという、けっこう怖い病気です。
炎症ですが、原因はいまだに不明で、抗生剤は一切効きません。
有効なのはヒト免疫グロブリン(血液製剤の一つです)の点滴で、これをやると熱が下がって炎症が引いていきます。また、グロブリンの点滴をすることで、治った後の冠動脈瘤の発生率が低くなるという報告もあるようです。


虫垂炎とは…
一般に「盲腸」と言われるもので、使われなくなって退化した「虫垂」という腸の一部に炎症を起こすものです。
ほんとは「盲腸」と「虫垂」って違うんだけどね。

コメント