嘘つきは苦労のはじまり
2001年10月2日またまた準夜でした。
夜の女さくら、早くも復活です。
で、行ってみたら、さくらの大好きなやまとくんが入院してました。
喘息の子で、何度か入院したことがあるんだけど、1年ぶりぐらいの入院。
さくらはやまとくんが大好きなのです。
なんとなくぼーっとしてて、おっとりしてて、そこがかわいい。
もうすぐ5歳になるやまとくん、背が伸びて大きくなってました。
でも、顔はそのまんまでした(笑)。
今回も喘息の発作で入院したやまとくん。
朝から苦しくて何も食べていなかったらしく、病院ではおやつをぺろりとたいらげました。
さくらが最初にお部屋に行ったのは夕食時。
やまとくんは利き手に点滴をされてしまったため、パパにごはんを食べさせてもらってました。
さくら「やまとくん、大きくなったねえ。」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)うん。」
さくら「…やまとくん?苦しくない?」
やまとくん「苦しくないよ。(ぜーこ、ぜーこ)ごはんおいしい(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)」
さくら「…ほんとに苦しくないの?うっそだぁー」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ)苦しくないよ」
…ほんとに苦しくないのだろうか?
いーや、そんなはずはない。ぜぇったい嘘だ。
そんなこんなでやまとくんのパパは帰っていきました。
やまとくん、病院で一人でお泊まりです。
やまとくん「やまとねえ、くわがた飼ってるんだよ(ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「そうなの?大きいやつ?」
やまとくん「うん。(きゅるきゅるきゅる、ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「どのぐらい?」
やまとくん「7つ」
いや、そうじゃなくて。
サイズはどのぐらいかってことよ。
さくらの同期の看護婦さんがやまとくんにあいさつに来ました。
「やまとくん、大きくなったねえ。」
「うん」
「いくつになったの?」
「20キロ」
いや、そうじゃなくて。
年だってば。
夜9時。
やまとくんは一人でしくしく泣いてました。
どうしようもなく苦しくなってきたのと、パパがいなくてさみしくなったのと、鼻までつまってしまって三重苦だったらしい。
当直に報告して臨時の吸入(気管支拡張剤を煙にして吸いこむもの)したり、そばでお話してたら、少しずつ笑顔が出てきました。
「やまとのママねえ、日曜日はいつもお寝坊するんだよ。やまとはね、1番に起きるの」
「そうか。ねえやまとくん、もう寝ない?」
「うんとね、おうちに帰ったら寝る」
…マジで?
いつになっても寝ない。
と言うより、苦しくて寝られない。
吸入しても、気管支拡張のための点滴をしても、聴診器を当ててみるとあいかわらず
<ぜーこ、ぜーこ、きゅるるるーん>って音が聞こえてきます。
さくら、お手上げです。
夜中にやってきた主治医にステロイド打たれてました。
何にでも効く、まほうのくすりです。
これで少しは楽になることでしょう。
喘息っていつもほんとに苦しそう。
早く元気になりますように。
夜の女さくら、早くも復活です。
で、行ってみたら、さくらの大好きなやまとくんが入院してました。
喘息の子で、何度か入院したことがあるんだけど、1年ぶりぐらいの入院。
さくらはやまとくんが大好きなのです。
なんとなくぼーっとしてて、おっとりしてて、そこがかわいい。
もうすぐ5歳になるやまとくん、背が伸びて大きくなってました。
でも、顔はそのまんまでした(笑)。
今回も喘息の発作で入院したやまとくん。
朝から苦しくて何も食べていなかったらしく、病院ではおやつをぺろりとたいらげました。
さくらが最初にお部屋に行ったのは夕食時。
やまとくんは利き手に点滴をされてしまったため、パパにごはんを食べさせてもらってました。
さくら「やまとくん、大きくなったねえ。」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)うん。」
さくら「…やまとくん?苦しくない?」
やまとくん「苦しくないよ。(ぜーこ、ぜーこ)ごはんおいしい(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)」
さくら「…ほんとに苦しくないの?うっそだぁー」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ)苦しくないよ」
…ほんとに苦しくないのだろうか?
いーや、そんなはずはない。ぜぇったい嘘だ。
そんなこんなでやまとくんのパパは帰っていきました。
やまとくん、病院で一人でお泊まりです。
やまとくん「やまとねえ、くわがた飼ってるんだよ(ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「そうなの?大きいやつ?」
やまとくん「うん。(きゅるきゅるきゅる、ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「どのぐらい?」
やまとくん「7つ」
いや、そうじゃなくて。
サイズはどのぐらいかってことよ。
さくらの同期の看護婦さんがやまとくんにあいさつに来ました。
「やまとくん、大きくなったねえ。」
「うん」
「いくつになったの?」
「20キロ」
いや、そうじゃなくて。
年だってば。
夜9時。
やまとくんは一人でしくしく泣いてました。
どうしようもなく苦しくなってきたのと、パパがいなくてさみしくなったのと、鼻までつまってしまって三重苦だったらしい。
当直に報告して臨時の吸入(気管支拡張剤を煙にして吸いこむもの)したり、そばでお話してたら、少しずつ笑顔が出てきました。
「やまとのママねえ、日曜日はいつもお寝坊するんだよ。やまとはね、1番に起きるの」
「そうか。ねえやまとくん、もう寝ない?」
「うんとね、おうちに帰ったら寝る」
…マジで?
いつになっても寝ない。
と言うより、苦しくて寝られない。
吸入しても、気管支拡張のための点滴をしても、聴診器を当ててみるとあいかわらず
<ぜーこ、ぜーこ、きゅるるるーん>って音が聞こえてきます。
さくら、お手上げです。
夜中にやってきた主治医にステロイド打たれてました。
何にでも効く、まほうのくすりです。
これで少しは楽になることでしょう。
喘息っていつもほんとに苦しそう。
早く元気になりますように。
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