ぐだぐだーっとした深夜明けを過ごし、一晩眠ればまた仕事です。
今日は準夜勤です。

3時半ごろ出勤しました。

…患者さんがほとんど病棟をうめつくしてる…

これはひょっとして「満床」ってやつか?

満床だともちろん看護婦の負担が増えて大変なんですが、1つだけいいことがあります。
緊急入院がこない!
ベッドが空いてないため、どうしても入院させたいって時は他の病院へ送ったり、他の病棟でとってもらうことができるのです。
入院がくると忙しくなるため、これは素晴らしい。

2年目の看護婦Iさんが話しかけてきました。
「さくらさーん、愚痴ってもいいですか?」
「何?」
「私今日早出なんですよ。」

Iさんが早出の日はなぜかいつも忙しく、Iさんは日勤者より1時間半も早く出勤してるのにいつもいつも帰れず、ひたすら働かされてるのです。

「今日も帰れないの?」
「いえ、実は、もう終わったんです。今日定時(仕事が終わる定刻で全て仕事が終わったこと)なんですよ」
「ええー?!めずらしいね。よかったね」
「なのに今日病棟会なんです」

病棟会議とは、1ヶ月に1回ある会議で、もちろん日勤者は全員出席です。
休みの人も基本的に出席です。
このためIさんはせっかく仕事が終わったのに会議のために居残りになりました。

…かわいそうだけど笑っちゃった。
どこまでもついてない彼女です(一見ギャル風)

さくらは点滴してる子をやたらと受け持ち、点滴の製作だけで約1時間を費やしました。
さくらはがんばりました。
誰かほめて。

受け持った中にいた、今日入院してきて明日手術をする男の子。
尋常じゃないぐらいのこわがりでした。
部屋に入ってきたさくらを目撃した瞬間、テレビでやっているポケモンも目に入らなくなり、硬直してました。
「お熱ぴっぴ(体温をはかること)していいかなぁー?」
と言って体温計を差し出すと、
「…痛いよぅー!!!」
と言ってぼろぼろ泣き出しました。
しかし彼、泣くだけでまったく動きません。
なので遠慮なくもしもし(聴診器をあてること)させていただきました。
忙しいためさくら、極悪非道です。

なかよくなろうと思って
「もしもししてみる?」
と聴診器を差し出すと、ちょっと興味を持った様子。
なので、彼の耳に聴診器をセットし、丸い部分に向かって「もしもしー」と言ってみました。
彼は硬直し、3秒後
「痛いよーーー!!!」
と、またまた大粒の涙を流しはじめました。
どうやら、いきなり耳元で声がしたため驚いた様子です。
あまりの泣き具合に、ママとさくらは大爆笑。

いや、笑っちゃいけないんだろうけど、だってさあ(理由になってない)

そんなこんなで、何とか定時1時間オーバーで仕事終了。
誰も急変せず、もちろん緊急入院もない1日でした。

…なのに何で定時に終われないんだ?
小さな疑問。
 
 
>めぐさん
敬称をつけたいときは「めぐさんさん」なんでしょうか?
リンクありがとうございます。
さくらも今月奥さんになったので、先輩ですね。
今は子供たちに囲まれて働いてます。
そして家にはちびっち(ハムスターのもも)がいます。ただいまケージの天井をかじり、落下したところです。
日記、読ませていただきますね。

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