141.怪獣の住む病棟
2002年3月10日 お仕事非常にうるさい男の子が入院しております。
(『白衣の天使たるものがなんたる暴言!』というお叱りはこの際、無視させていただきます)
真夜中に目をさまし、すさまじい声で絶叫します。
「看護婦さあーん!!看護婦さあーん!!こっちきてよおーー!!!」
病棟中に響き渡っております。
「看護婦さーん、一緒に寝ようよう。」
忙しいので断ると
「一緒に寝ようと思ったのにいー」
その場を去ると
「看護婦さあーん、待ってよー、うぎゃあああー!!!」
一番離れた部屋でドアを閉めていても聞こえる彼の絶叫。
3歳のゆうちゃん。
ものすごい甘ったれです。
大部屋に入院しているので、お母さんは夜には帰ってしまい、面会時間まで来ないのです。
日勤のため出勤したさくら、相変わらずわめいてる彼の部屋の前をたまたま通りました。
あまりに叫びまくるので、みんな聞こえないフリをするようになってしまったのです。
忙しい小児科の冬。
そのなかでも特に忙しい朝。
白衣の天使たちには優先順位というものがあるのです。
しかしさくらはすごい光景を目にしてしまいました。
彼はパニックに陥ったのか、自分の頭より高い柵をよじのぼっていて、すでに胸から上が柵の上に出ていたのです。
「何やってんのっっ!!!!!」
さくら思わず絶叫。
発見があと30秒遅かったら、彼はベッドの下に転落していたことでしょう。
あわてて抱っこしてナースステーションへ連れて行きました。
転落寸前だったのを聞き、スタッフ一同唖然。
しかたがないので、抱っこして一緒に申し送りを聞きました。
しかし大事な話の最中にも関わらず
「お母しゃーん…お母しゃんこないよおー!」
と、次第に叫びが大きくなっていきます。
(
…うるせぇー…
あと2週間はいるらしい。
やっかいなことになってしまった…
彼の安全やいかに。
(『白衣の天使たるものがなんたる暴言!』というお叱りはこの際、無視させていただきます)
真夜中に目をさまし、すさまじい声で絶叫します。
「看護婦さあーん!!看護婦さあーん!!こっちきてよおーー!!!」
病棟中に響き渡っております。
「看護婦さーん、一緒に寝ようよう。」
忙しいので断ると
「一緒に寝ようと思ったのにいー」
その場を去ると
「看護婦さあーん、待ってよー、うぎゃあああー!!!」
一番離れた部屋でドアを閉めていても聞こえる彼の絶叫。
3歳のゆうちゃん。
ものすごい甘ったれです。
大部屋に入院しているので、お母さんは夜には帰ってしまい、面会時間まで来ないのです。
日勤のため出勤したさくら、相変わらずわめいてる彼の部屋の前をたまたま通りました。
あまりに叫びまくるので、みんな聞こえないフリをするようになってしまったのです。
忙しい小児科の冬。
そのなかでも特に忙しい朝。
白衣の天使たちには優先順位というものがあるのです。
しかしさくらはすごい光景を目にしてしまいました。
彼はパニックに陥ったのか、自分の頭より高い柵をよじのぼっていて、すでに胸から上が柵の上に出ていたのです。
「何やってんのっっ!!!!!」
さくら思わず絶叫。
発見があと30秒遅かったら、彼はベッドの下に転落していたことでしょう。
あわてて抱っこしてナースステーションへ連れて行きました。
転落寸前だったのを聞き、スタッフ一同唖然。
しかたがないので、抱っこして一緒に申し送りを聞きました。
しかし大事な話の最中にも関わらず
「お母しゃーん…お母しゃんこないよおー!」
と、次第に叫びが大きくなっていきます。
(
…うるせぇー…
あと2週間はいるらしい。
やっかいなことになってしまった…
彼の安全やいかに。
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