204.あほたれぃ!!
2003年4月16日 お仕事ずいぶん更新が滞ってますが
その間に大変頭に来る出来事がたくさんありました。
今日はMさんが利用になる日です。
Mさんはパーキンソン病。
すぐに一人で立ち上がり、歩こうとするんですが、病気が進み、一人ではほとんど歩くことができずにすぐに転倒(要するに転ぶ)してしまいます。
最近では見当識障害(要するに、自分がどこにいるのかいまいちわかってないってこと)も出始めました。
さくらはいつも記録するものがたくさんあるのですが、Mさんが来た日は必ずMさんの近くで記録物を広げます。
誰かが必ず目を離さないでいなくてはいけないので、隣で書きものしてれば嫌でも目に入るし、その間他のスタッフは別の仕事できるし。
午後1時半。
Mさんの「ストリップタイム」スタート。
(別の通所系サービスも利用してるのですが、どうやらそこでは1時半ごろお風呂に入ってるらしく、ちょっと勘違いをしてるのです)
最近よくあることなんですが、こんなときは
「Mさん、女性の方もいらっしゃいますし、ストリップはやめませんか?」と言えばやめてくれることが多いです。(強引に否定してはいけないらしい)
そうしてストリップタイムを強制終了させ、記録を続けていると、彼は今度は靴下を脱ぎ始めました。
好きなようにさせておくと、靴を持ってなにやら身動きを始めました。
立ち上がる危険を察知したさくらはすばやく反応。
「Mさん、どうしました?お出かけですか?」
Mさん「そ、そそそそそそそそ、そそそそそそ…(どもりがきつい)」
どうやら靴をしまっておいてくれと言っているようです。
しかしうちのデイケアは土足。
裸足で歩かせるのはちょっとねえ。
さくら「Mさん、うちお風呂ないんですよ。サービス悪くてごめんなさいねえ(うちの方が悪いという言い方で、彼を責めているのではないというニュアンスになるように配慮したつもり)。
ここも土足だし、裸足で歩いたら足の裏どろどろになっちゃいますよ?」
Mさん「で、ででででででも、そそそそそそ…(あくまで靴をしまうように主張しているらしい)」
さくら「足の裏どろどろにして帰ったら奥さんに怒られちゃいますよ。Mさんのお子さんも昔どろんこで帰ってきませんでした?」
Mさん「…そ、そうでした、そうでした(ちょっと笑顔。しかもどもりも直って落ち着いてきた。そして座った)」
さくら「そうでしょー?そのあとおうちの中大変じゃなかったですか?」
Mさん「…そうですね、大変でした(すっかり落ち着いてきた)」
さくらとしては会心の対応。
妄想(とまでいかないかもしれないけど)を否定することなく、うまいこと話をそらした。
さくらはここで一気にMさんの子供の話に持って行くつもりでした。
ところが。
ここでスタッフから影で「大先生」と(皮肉で)呼ばれている介護ヘルパーのFさん登場。
ぬっと顔を出して、お上品な声でこういいました。
「Mさん、ここS苑(Mさんが勘違いしているであろう、お風呂に入れるところ)じゃないですからね。お風呂はないんですよ。」
これでさくらの話は全部ぶちこわし。
Mさんは「はい…はい…」と言って、無表情に戻ってしまいました。
あのさあ!!
何で話の邪魔するのさ!?
他のスタッフだったら出てきたって、「Mさんのお子さんって男の子でしたっけ?」とか話をふくらませてくれるのに(それだったらありがたい)なんで話をぶち壊しにするのさ!?
この間の痴呆の勉強会で「妄想を否定してはいけない」とか言ってたの聞いてなかったの?!
ふざけんじゃないよっ!!!!!
あんまり頭にきたので帰ってとりあえず旦那にぶちまけ、次の日に運転手さん、主任、相談員、介護スタッフ2名、さらに院長の医者にまで文句をいってやりました。
しかし、他のヘルパーさんたちはこういいました。
「頭にきたのはこれが最初ですか?」
みんな同じようなお腹立ちを抱えているようです。
困ったもんだ。
その間に大変頭に来る出来事がたくさんありました。
今日はMさんが利用になる日です。
Mさんはパーキンソン病。
すぐに一人で立ち上がり、歩こうとするんですが、病気が進み、一人ではほとんど歩くことができずにすぐに転倒(要するに転ぶ)してしまいます。
最近では見当識障害(要するに、自分がどこにいるのかいまいちわかってないってこと)も出始めました。
さくらはいつも記録するものがたくさんあるのですが、Mさんが来た日は必ずMさんの近くで記録物を広げます。
誰かが必ず目を離さないでいなくてはいけないので、隣で書きものしてれば嫌でも目に入るし、その間他のスタッフは別の仕事できるし。
午後1時半。
Mさんの「ストリップタイム」スタート。
(別の通所系サービスも利用してるのですが、どうやらそこでは1時半ごろお風呂に入ってるらしく、ちょっと勘違いをしてるのです)
最近よくあることなんですが、こんなときは
「Mさん、女性の方もいらっしゃいますし、ストリップはやめませんか?」と言えばやめてくれることが多いです。(強引に否定してはいけないらしい)
そうしてストリップタイムを強制終了させ、記録を続けていると、彼は今度は靴下を脱ぎ始めました。
好きなようにさせておくと、靴を持ってなにやら身動きを始めました。
立ち上がる危険を察知したさくらはすばやく反応。
「Mさん、どうしました?お出かけですか?」
Mさん「そ、そそそそそそそそ、そそそそそそ…(どもりがきつい)」
どうやら靴をしまっておいてくれと言っているようです。
しかしうちのデイケアは土足。
裸足で歩かせるのはちょっとねえ。
さくら「Mさん、うちお風呂ないんですよ。サービス悪くてごめんなさいねえ(うちの方が悪いという言い方で、彼を責めているのではないというニュアンスになるように配慮したつもり)。
ここも土足だし、裸足で歩いたら足の裏どろどろになっちゃいますよ?」
Mさん「で、ででででででも、そそそそそそ…(あくまで靴をしまうように主張しているらしい)」
さくら「足の裏どろどろにして帰ったら奥さんに怒られちゃいますよ。Mさんのお子さんも昔どろんこで帰ってきませんでした?」
Mさん「…そ、そうでした、そうでした(ちょっと笑顔。しかもどもりも直って落ち着いてきた。そして座った)」
さくら「そうでしょー?そのあとおうちの中大変じゃなかったですか?」
Mさん「…そうですね、大変でした(すっかり落ち着いてきた)」
さくらとしては会心の対応。
妄想(とまでいかないかもしれないけど)を否定することなく、うまいこと話をそらした。
さくらはここで一気にMさんの子供の話に持って行くつもりでした。
ところが。
ここでスタッフから影で「大先生」と(皮肉で)呼ばれている介護ヘルパーのFさん登場。
ぬっと顔を出して、お上品な声でこういいました。
「Mさん、ここS苑(Mさんが勘違いしているであろう、お風呂に入れるところ)じゃないですからね。お風呂はないんですよ。」
これでさくらの話は全部ぶちこわし。
Mさんは「はい…はい…」と言って、無表情に戻ってしまいました。
あのさあ!!
何で話の邪魔するのさ!?
他のスタッフだったら出てきたって、「Mさんのお子さんって男の子でしたっけ?」とか話をふくらませてくれるのに(それだったらありがたい)なんで話をぶち壊しにするのさ!?
この間の痴呆の勉強会で「妄想を否定してはいけない」とか言ってたの聞いてなかったの?!
ふざけんじゃないよっ!!!!!
あんまり頭にきたので帰ってとりあえず旦那にぶちまけ、次の日に運転手さん、主任、相談員、介護スタッフ2名、さらに院長の医者にまで文句をいってやりました。
しかし、他のヘルパーさんたちはこういいました。
「頭にきたのはこれが最初ですか?」
みんな同じようなお腹立ちを抱えているようです。
困ったもんだ。
コメント