憧れの職業
2001年10月12日特にネタのない1日です。
早出だったさくら、午前7時に出勤いたしました。
病棟についたはいいが…
どうして看護婦さんだれもいないの?
注入(鼻から胃まで管を入れて、流動食を流し込むというもの)してた子が終わってたのでそれを片付けて、何か手伝うことはないか深夜スタッフに声をかけるために病棟を探したんですが、見事にだーれもいない。
白衣すら見えない。
…みんな神隠しにでもあったんだろうか?
そのまま病棟を徘徊すること10分。
やっと看護婦さんに出会えました。
神隠しではなかったようです。
部屋持ちがなかったさくら、みんなのお手伝いをしようかと思って、スタッフに声をかけてみました。
「保清(体をきれいにすること)とかやりましょうか?」
「だめー!私の仕事をとらないでー!!!」
患者さんが少なすぎた。
大してスタッフがたくさんいるわけじゃないのに、日勤スタッフのなかに「フリー」なんて人までいる。
しかたなく(でもないが)、今日のさくらはお掃除&お片付けに徹しました。
午後。
ひたすら物品の補充。
点滴セットやら、シリンジ(注射器)やら、針やらを箱から取り出し、引出しのなかにつめこんでました。
5年目のNさん登場。
「さくらちゃん楽しそう…」
そのままスタッフが他に2名集まり、座談会スタート。
…いいのか?
いいのだ!
病院が平和なのは人類のためにもいいことだ。
座談会のテーマはずばり
「憧れの職業」
これを読んでる世間の方々。特に男性の方。
「看護婦さんなんて憧れの職業じゃん!」なんて思ってる方はいませんか?
そんな方は、夢をこわさないうちに読むのをやめることをオススメします。
Nさん「単純作業っていいなあ」
さくら「私はスーパーのレジにあこがれますぅー。」
Mさん「だめだよー!金が絡むとこわいんだよー。流れ作業のパートとかいいなあ」
さくら「…あれって3日続けると気が狂いそうになるって友達が言ってましたよ」
Kさん「遊園地の着ぐるみって楽しそうじゃない?暑いのとくさいのさえ我慢すれば」
…そこが大事なんじゃないのか?
Nさん「…実は私、着ぐるみやろうと思ったことがあったんです。でもできなかったんですよー」
さくら「えー?なんでですか?」
Nさん「あれってね、身長制限あるんだよ。私の見たのは155cmまでだったの。私10cm以上オーバーしてるんだよー」
いつもNさんは背が高くて足が長くてかっこいいと思ってたんだけどな。
ちっちゃくていいこともあるのね。
150cmのKさんと149cmのMさん(ミニモニサイズ)は「第一関門突破!!」と大喜びでした。
しかし、155センチって結構小さくないか?
さくらだって小さいほうだけど、それでもそれ以上あるぞ。
結局、憧れの職業No.1は
「ディズニーランドのお掃除」になりました。
カメラのシャッターぐらい、笑顔で押せそうな気がする。
でも、ディズニーランドの売り子とかのスタッフの人って、いつもすごい笑顔だと思う。
世界中のディズニーランドの中でも、接客の良さでは東京が世界一だって聞いたことあるし。
接客だからむかつくことだってあるんだろうなあ。
さくらはディズニーランドに行くたびに、お兄さんやお姉さんたちの笑顔に仕事に対するプライドを感じてました。
あれはすごい。プロだ。かなわん。
白衣の天使(?)さくら、完敗です。
…お掃除だったら少しぐらい笑顔が足りなくても許してもらえるんじゃないだろうか?
なんて考えは甘いでしょうか。
ちなみに憧れの職業No.2は「皿洗い」に決定しました。
え?洗剤がきつくって手が荒れるって?
さくらたちだって1日に何十回も手を洗ってます。
ウエルパスという、速乾性手指消毒剤(アルコール性)をしょっちゅう手にすりこんでるから、手なんてとっくの昔にぼろぼろです。
爪だって伸ばしてないし。
とにかく、命を預からなくてよくて、誰も死なない仕事がしてみたい…
贅沢ですか?
早出だったさくら、午前7時に出勤いたしました。
病棟についたはいいが…
どうして看護婦さんだれもいないの?
注入(鼻から胃まで管を入れて、流動食を流し込むというもの)してた子が終わってたのでそれを片付けて、何か手伝うことはないか深夜スタッフに声をかけるために病棟を探したんですが、見事にだーれもいない。
白衣すら見えない。
…みんな神隠しにでもあったんだろうか?
そのまま病棟を徘徊すること10分。
やっと看護婦さんに出会えました。
神隠しではなかったようです。
部屋持ちがなかったさくら、みんなのお手伝いをしようかと思って、スタッフに声をかけてみました。
「保清(体をきれいにすること)とかやりましょうか?」
「だめー!私の仕事をとらないでー!!!」
患者さんが少なすぎた。
大してスタッフがたくさんいるわけじゃないのに、日勤スタッフのなかに「フリー」なんて人までいる。
しかたなく(でもないが)、今日のさくらはお掃除&お片付けに徹しました。
午後。
ひたすら物品の補充。
点滴セットやら、シリンジ(注射器)やら、針やらを箱から取り出し、引出しのなかにつめこんでました。
5年目のNさん登場。
「さくらちゃん楽しそう…」
そのままスタッフが他に2名集まり、座談会スタート。
…いいのか?
いいのだ!
病院が平和なのは人類のためにもいいことだ。
座談会のテーマはずばり
「憧れの職業」
これを読んでる世間の方々。特に男性の方。
「看護婦さんなんて憧れの職業じゃん!」なんて思ってる方はいませんか?
そんな方は、夢をこわさないうちに読むのをやめることをオススメします。
Nさん「単純作業っていいなあ」
さくら「私はスーパーのレジにあこがれますぅー。」
Mさん「だめだよー!金が絡むとこわいんだよー。流れ作業のパートとかいいなあ」
さくら「…あれって3日続けると気が狂いそうになるって友達が言ってましたよ」
Kさん「遊園地の着ぐるみって楽しそうじゃない?暑いのとくさいのさえ我慢すれば」
…そこが大事なんじゃないのか?
Nさん「…実は私、着ぐるみやろうと思ったことがあったんです。でもできなかったんですよー」
さくら「えー?なんでですか?」
Nさん「あれってね、身長制限あるんだよ。私の見たのは155cmまでだったの。私10cm以上オーバーしてるんだよー」
いつもNさんは背が高くて足が長くてかっこいいと思ってたんだけどな。
ちっちゃくていいこともあるのね。
150cmのKさんと149cmのMさん(ミニモニサイズ)は「第一関門突破!!」と大喜びでした。
しかし、155センチって結構小さくないか?
さくらだって小さいほうだけど、それでもそれ以上あるぞ。
結局、憧れの職業No.1は
「ディズニーランドのお掃除」になりました。
カメラのシャッターぐらい、笑顔で押せそうな気がする。
でも、ディズニーランドの売り子とかのスタッフの人って、いつもすごい笑顔だと思う。
世界中のディズニーランドの中でも、接客の良さでは東京が世界一だって聞いたことあるし。
接客だからむかつくことだってあるんだろうなあ。
さくらはディズニーランドに行くたびに、お兄さんやお姉さんたちの笑顔に仕事に対するプライドを感じてました。
あれはすごい。プロだ。かなわん。
白衣の天使(?)さくら、完敗です。
…お掃除だったら少しぐらい笑顔が足りなくても許してもらえるんじゃないだろうか?
なんて考えは甘いでしょうか。
ちなみに憧れの職業No.2は「皿洗い」に決定しました。
え?洗剤がきつくって手が荒れるって?
さくらたちだって1日に何十回も手を洗ってます。
ウエルパスという、速乾性手指消毒剤(アルコール性)をしょっちゅう手にすりこんでるから、手なんてとっくの昔にぼろぼろです。
爪だって伸ばしてないし。
とにかく、命を預からなくてよくて、誰も死なない仕事がしてみたい…
贅沢ですか?
フード・ファイト
2001年10月11日みなさんに伺ってみたい。
お米2合って、そんなにたくさんですか?
さくらは「おなかすいたなー」と思うと、お米を2合ぐらい炊き、お味噌汁を作り、納豆やら何やらおかずを並べ、一気に2合食べてしまいます。
さらにその後デザート食べてたりします。
病棟の看護婦さんのコメント。
「絶対おかしいって。1合で『食べ過ぎたー』って思うもん」
「別にご飯だけ食べてるわけじゃないんですけど…」
「よけいおかしい」
そう言えば、ある看護婦さんの送別会で焼肉屋に行った時も、余った冷麺をさくらが一人で平らげ、婦長さんにまで「どこに入るの?」と聞かれた気がする。
そう言えば、実家にいたころさくらが最後に帰宅し、フライパンに山盛りのスパゲッティを平らげたところ、「それと同じ量を3人で食べた」と、母親が白い目で見ていたことがあったような気がする。
そう言えば、女の子同士でご飯を食べに行くと、さくらが腹5分目のところで「すっごいおなかいっぱーい。苦しーい」なんて周りの子が言ってた気がする。
そう言えば、野球をやってる彼とご飯を食べても、同じぐらい食べてる気がする。
…いーや。さくらはおかしくない。
世の中の人が小食なだけだ。
今はすごい風邪の後遺症(?)のため、あんまり食べられないけどね。
おかしいですか?
お米2合って、そんなにたくさんですか?
さくらは「おなかすいたなー」と思うと、お米を2合ぐらい炊き、お味噌汁を作り、納豆やら何やらおかずを並べ、一気に2合食べてしまいます。
さらにその後デザート食べてたりします。
病棟の看護婦さんのコメント。
「絶対おかしいって。1合で『食べ過ぎたー』って思うもん」
「別にご飯だけ食べてるわけじゃないんですけど…」
「よけいおかしい」
そう言えば、ある看護婦さんの送別会で焼肉屋に行った時も、余った冷麺をさくらが一人で平らげ、婦長さんにまで「どこに入るの?」と聞かれた気がする。
そう言えば、実家にいたころさくらが最後に帰宅し、フライパンに山盛りのスパゲッティを平らげたところ、「それと同じ量を3人で食べた」と、母親が白い目で見ていたことがあったような気がする。
そう言えば、女の子同士でご飯を食べに行くと、さくらが腹5分目のところで「すっごいおなかいっぱーい。苦しーい」なんて周りの子が言ってた気がする。
そう言えば、野球をやってる彼とご飯を食べても、同じぐらい食べてる気がする。
…いーや。さくらはおかしくない。
世の中の人が小食なだけだ。
今はすごい風邪の後遺症(?)のため、あんまり食べられないけどね。
おかしいですか?
グロッキー
2001年10月9日注:ここから先は、グロい話が嫌いな方及びお食事前の方は読まないことをお勧めします。
すごい風邪をひいてしまった…
夕方から強烈な吐気が来て、食べたもの(お鍋半分のシチュー、レーズンパン…食べすぎ?)全部吐いた。
その後飲んだアクエリアスも飲んでは吐きの繰り返し。
その後は、信じられないような下痢が来た。
おなかは痛くなかったんだけど、とにかくすごかった。
(くわしい描写は控えさせていただきます)
こんなんで明日の日勤いけるんだろうか…
確かスタッフがありあまってて、私はフリーだった気がする…
ってことは、休んでもあんまり迷惑じゃない?
あ…でもNさん、熱でてつらそうだったなあ…
明日きっと休みだろうなあ…
なんて考えながら一晩を過ごし、朝になったら吐気は我慢できる程度におさまってました。
どうして私は朝になると治るんだぁぁぁ!!!
おかげで3年目の今にして、いまだに無欠勤です。
(無遅刻じゃないとこがミソです)
仕事に行ってみると案の定Nさんはお休み。
さくらが彼女の分の部屋持ちをすることになりました。
まあ、早く終われたからいいか…
ほとんど脱水状態だったさくら、2日間で3キロやせてました。
びっくり。
リバウンド早そう…
すごい風邪をひいてしまった…
夕方から強烈な吐気が来て、食べたもの(お鍋半分のシチュー、レーズンパン…食べすぎ?)全部吐いた。
その後飲んだアクエリアスも飲んでは吐きの繰り返し。
その後は、信じられないような下痢が来た。
おなかは痛くなかったんだけど、とにかくすごかった。
(くわしい描写は控えさせていただきます)
こんなんで明日の日勤いけるんだろうか…
確かスタッフがありあまってて、私はフリーだった気がする…
ってことは、休んでもあんまり迷惑じゃない?
あ…でもNさん、熱でてつらそうだったなあ…
明日きっと休みだろうなあ…
なんて考えながら一晩を過ごし、朝になったら吐気は我慢できる程度におさまってました。
どうして私は朝になると治るんだぁぁぁ!!!
おかげで3年目の今にして、いまだに無欠勤です。
(無遅刻じゃないとこがミソです)
仕事に行ってみると案の定Nさんはお休み。
さくらが彼女の分の部屋持ちをすることになりました。
まあ、早く終われたからいいか…
ほとんど脱水状態だったさくら、2日間で3キロやせてました。
びっくり。
リバウンド早そう…
Sunny Days Sunday
2001年10月7日本日お休みでした。
さくらは千葉へとおでかけでした。
草野球の観戦してきました。
…あんたピッチャーやるの?
そして、交替メンバーはいないってことは、あんたが先発で完投しなくちゃいけないってこと?
そして5番を打つんだって?
…がんばってくれ。
6回を必死に投げ抜き(いっぱいいっぱいなのがベンチまで伝わっていた)、1失点で勝ちました。
おめでとう。
バッティングの成績は…ここでは触れないことにしよう。
まあいいじゃないか。勝ったんだし。
さくらはちゃんと応援してましたよ。
相手チームのサードの人、かっこよかったぁ(おい)
そして、来年住むおうちも決まりました。
これでさくらは路頭に迷うことはなさそうです。めでたしめでたし。
さくらの大好きなやまとくんは昨日かなり元気になっていて、元気に朝ご飯を食べてました。
さくら「やまとくん何でも食べるねえ。嫌いな食べ物あるの?」
やまとくん「うーんとねえ…レモン」
さくら「なんで嫌いなの?」
やまとくん「すっぱぁーーい!!から」
さくら「じゃ、好きな食べ物は?」
やまとくん「うーんとねえ…レモンのほか」
さくら「レモンのほかで、一番好きな食べ物なあに?」
やまとくん「♪にんじん♪にんじん♪にんじん♪」
何でも好き嫌いなく食べるのはいいことです。
さくらは千葉へとおでかけでした。
草野球の観戦してきました。
…あんたピッチャーやるの?
そして、交替メンバーはいないってことは、あんたが先発で完投しなくちゃいけないってこと?
そして5番を打つんだって?
…がんばってくれ。
6回を必死に投げ抜き(いっぱいいっぱいなのがベンチまで伝わっていた)、1失点で勝ちました。
おめでとう。
バッティングの成績は…ここでは触れないことにしよう。
まあいいじゃないか。勝ったんだし。
さくらはちゃんと応援してましたよ。
相手チームのサードの人、かっこよかったぁ(おい)
そして、来年住むおうちも決まりました。
これでさくらは路頭に迷うことはなさそうです。めでたしめでたし。
さくらの大好きなやまとくんは昨日かなり元気になっていて、元気に朝ご飯を食べてました。
さくら「やまとくん何でも食べるねえ。嫌いな食べ物あるの?」
やまとくん「うーんとねえ…レモン」
さくら「なんで嫌いなの?」
やまとくん「すっぱぁーーい!!から」
さくら「じゃ、好きな食べ物は?」
やまとくん「うーんとねえ…レモンのほか」
さくら「レモンのほかで、一番好きな食べ物なあに?」
やまとくん「♪にんじん♪にんじん♪にんじん♪」
何でも好き嫌いなく食べるのはいいことです。
ディープ・ブルー
2001年10月5日本日の受け持ちは3人。
手術3人。
片道10分かかる手術室までいったい何往復すればいいんだ?
考えただけでブルー。
でも、手術はみんな順調に終わり、さくらもそこそこひまでした。
よかったよかった。
でも、明日は早出なのに部屋持ちがしっかりついてた。
またまたブルー。
そして、「月イチ出血大サービス」開始。
さらにブルー。
のどが痛い。
もっとブルー。
さくらの大好きなれんちゃんが今日から外泊に行ってしまい、しばらくさくらと遊んでくれない。
限りなくブルー。
なんかいいことないんだろうか…
こういう愚痴ばっかの日記って、ほかの人が読むと全然面白くないんだよねえ。
なんか楽しいことはないだろうか…
あ、かわいいやまとくんがだいぶ元気になっていた。
天然ボケの受け答えも冴え渡ってました。
そのぐらいかな。
手術3人。
片道10分かかる手術室までいったい何往復すればいいんだ?
考えただけでブルー。
でも、手術はみんな順調に終わり、さくらもそこそこひまでした。
よかったよかった。
でも、明日は早出なのに部屋持ちがしっかりついてた。
またまたブルー。
そして、「月イチ出血大サービス」開始。
さらにブルー。
のどが痛い。
もっとブルー。
さくらの大好きなれんちゃんが今日から外泊に行ってしまい、しばらくさくらと遊んでくれない。
限りなくブルー。
なんかいいことないんだろうか…
こういう愚痴ばっかの日記って、ほかの人が読むと全然面白くないんだよねえ。
なんか楽しいことはないだろうか…
あ、かわいいやまとくんがだいぶ元気になっていた。
天然ボケの受け答えも冴え渡ってました。
そのぐらいかな。
嘘つきは苦労のはじまり
2001年10月2日またまた準夜でした。
夜の女さくら、早くも復活です。
で、行ってみたら、さくらの大好きなやまとくんが入院してました。
喘息の子で、何度か入院したことがあるんだけど、1年ぶりぐらいの入院。
さくらはやまとくんが大好きなのです。
なんとなくぼーっとしてて、おっとりしてて、そこがかわいい。
もうすぐ5歳になるやまとくん、背が伸びて大きくなってました。
でも、顔はそのまんまでした(笑)。
今回も喘息の発作で入院したやまとくん。
朝から苦しくて何も食べていなかったらしく、病院ではおやつをぺろりとたいらげました。
さくらが最初にお部屋に行ったのは夕食時。
やまとくんは利き手に点滴をされてしまったため、パパにごはんを食べさせてもらってました。
さくら「やまとくん、大きくなったねえ。」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)うん。」
さくら「…やまとくん?苦しくない?」
やまとくん「苦しくないよ。(ぜーこ、ぜーこ)ごはんおいしい(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)」
さくら「…ほんとに苦しくないの?うっそだぁー」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ)苦しくないよ」
…ほんとに苦しくないのだろうか?
いーや、そんなはずはない。ぜぇったい嘘だ。
そんなこんなでやまとくんのパパは帰っていきました。
やまとくん、病院で一人でお泊まりです。
やまとくん「やまとねえ、くわがた飼ってるんだよ(ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「そうなの?大きいやつ?」
やまとくん「うん。(きゅるきゅるきゅる、ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「どのぐらい?」
やまとくん「7つ」
いや、そうじゃなくて。
サイズはどのぐらいかってことよ。
さくらの同期の看護婦さんがやまとくんにあいさつに来ました。
「やまとくん、大きくなったねえ。」
「うん」
「いくつになったの?」
「20キロ」
いや、そうじゃなくて。
年だってば。
夜9時。
やまとくんは一人でしくしく泣いてました。
どうしようもなく苦しくなってきたのと、パパがいなくてさみしくなったのと、鼻までつまってしまって三重苦だったらしい。
当直に報告して臨時の吸入(気管支拡張剤を煙にして吸いこむもの)したり、そばでお話してたら、少しずつ笑顔が出てきました。
「やまとのママねえ、日曜日はいつもお寝坊するんだよ。やまとはね、1番に起きるの」
「そうか。ねえやまとくん、もう寝ない?」
「うんとね、おうちに帰ったら寝る」
…マジで?
いつになっても寝ない。
と言うより、苦しくて寝られない。
吸入しても、気管支拡張のための点滴をしても、聴診器を当ててみるとあいかわらず
<ぜーこ、ぜーこ、きゅるるるーん>って音が聞こえてきます。
さくら、お手上げです。
夜中にやってきた主治医にステロイド打たれてました。
何にでも効く、まほうのくすりです。
これで少しは楽になることでしょう。
喘息っていつもほんとに苦しそう。
早く元気になりますように。
夜の女さくら、早くも復活です。
で、行ってみたら、さくらの大好きなやまとくんが入院してました。
喘息の子で、何度か入院したことがあるんだけど、1年ぶりぐらいの入院。
さくらはやまとくんが大好きなのです。
なんとなくぼーっとしてて、おっとりしてて、そこがかわいい。
もうすぐ5歳になるやまとくん、背が伸びて大きくなってました。
でも、顔はそのまんまでした(笑)。
今回も喘息の発作で入院したやまとくん。
朝から苦しくて何も食べていなかったらしく、病院ではおやつをぺろりとたいらげました。
さくらが最初にお部屋に行ったのは夕食時。
やまとくんは利き手に点滴をされてしまったため、パパにごはんを食べさせてもらってました。
さくら「やまとくん、大きくなったねえ。」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)うん。」
さくら「…やまとくん?苦しくない?」
やまとくん「苦しくないよ。(ぜーこ、ぜーこ)ごはんおいしい(ぜーこ、ぜーこ、きゅるるーん)」
さくら「…ほんとに苦しくないの?うっそだぁー」
やまとくん「(ぜーこ、ぜーこ)苦しくないよ」
…ほんとに苦しくないのだろうか?
いーや、そんなはずはない。ぜぇったい嘘だ。
そんなこんなでやまとくんのパパは帰っていきました。
やまとくん、病院で一人でお泊まりです。
やまとくん「やまとねえ、くわがた飼ってるんだよ(ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「そうなの?大きいやつ?」
やまとくん「うん。(きゅるきゅるきゅる、ぜーこ、ぜーこ)」
さくら「どのぐらい?」
やまとくん「7つ」
いや、そうじゃなくて。
サイズはどのぐらいかってことよ。
さくらの同期の看護婦さんがやまとくんにあいさつに来ました。
「やまとくん、大きくなったねえ。」
「うん」
「いくつになったの?」
「20キロ」
いや、そうじゃなくて。
年だってば。
夜9時。
やまとくんは一人でしくしく泣いてました。
どうしようもなく苦しくなってきたのと、パパがいなくてさみしくなったのと、鼻までつまってしまって三重苦だったらしい。
当直に報告して臨時の吸入(気管支拡張剤を煙にして吸いこむもの)したり、そばでお話してたら、少しずつ笑顔が出てきました。
「やまとのママねえ、日曜日はいつもお寝坊するんだよ。やまとはね、1番に起きるの」
「そうか。ねえやまとくん、もう寝ない?」
「うんとね、おうちに帰ったら寝る」
…マジで?
いつになっても寝ない。
と言うより、苦しくて寝られない。
吸入しても、気管支拡張のための点滴をしても、聴診器を当ててみるとあいかわらず
<ぜーこ、ぜーこ、きゅるるるーん>って音が聞こえてきます。
さくら、お手上げです。
夜中にやってきた主治医にステロイド打たれてました。
何にでも効く、まほうのくすりです。
これで少しは楽になることでしょう。
喘息っていつもほんとに苦しそう。
早く元気になりますように。
ムダ
2001年10月1日久しぶりの日勤でした。
先月末からずっと休みと準夜しかなかったので
「夜の女」と異名をとっていたさくら、
どうも日勤のペースについていけません。
今日から抗癌剤の治療をする子がいたんですが
「輸液ポンプがない」
「ルートがない」と大騒ぎ。
ムダなことに時間をかなり費やし、終わったのが8時。
なんだか余計なことに労力を吸い取られた1日でした。
先月末からずっと休みと準夜しかなかったので
「夜の女」と異名をとっていたさくら、
どうも日勤のペースについていけません。
今日から抗癌剤の治療をする子がいたんですが
「輸液ポンプがない」
「ルートがない」と大騒ぎ。
ムダなことに時間をかなり費やし、終わったのが8時。
なんだか余計なことに労力を吸い取られた1日でした。
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三鷹の森のナウシカ
2001年9月30日遊びに行っていたさくら、電車で帰りました。
中央線の中で座って眠りこけてたさくら、ふと目を覚ますと目の前に男の人が立ってました。
足もとの茶色い靴が目に入りました。
その上には黒のレザーパンツ。
ウエスト下15センチに巻かれた幅5センチの蛇皮のベルト。
ウエストにも蛇皮のベルト。
ワニ皮の模様の黒いシャツ。
蛇皮のグレーのベスト。
しかもベストの前は、ボタンじゃなくてベルトで留めるタイプで、ベルトが4つついていた。
茶色のソバージュ(かなり痛んでた)三つ編み2つつき。
黒のレザーのテンガロンハット。
ウエストにチェーンが1本ついてたし、これは「パンクファッション」ってやつなんでしょうか?
その帽子の下には、見栄晴に似た顔がありました。
日本は民主主義の国です。
言論と着るものの自由があるのです。
帰りが遅くなりました。
タクシーに乗るお金すらなく、しかし真夜中の井の頭公園を一人で歩く度胸もなく、仕方ないのでバス通りを歩いて家に帰ることにしました。
途中で、明日オープンの「三鷹の森ジブリ美術館」の前を通りました。
遠めに見えたのは、ガラスの内側にいる、さくらの3倍はあろうかというトトロ。
そして、運動会になるとよく現れるテント。
そのテントの下には3人の男女がダンボールにくるまっていました。
彼らはきっと、明日の会館の一番乗りを狙っているのでしょう。
街は雨でした。
9月の終わり、吐く息が白く舞っていました。
がんばれ。
きみたちの努力はきっと報われる。はず。
ジブリ美術館からさくら邸まで徒歩10分。
三鷹市民でいる間に1回は見に行くべきでしょうか。
中央線の中で座って眠りこけてたさくら、ふと目を覚ますと目の前に男の人が立ってました。
足もとの茶色い靴が目に入りました。
その上には黒のレザーパンツ。
ウエスト下15センチに巻かれた幅5センチの蛇皮のベルト。
ウエストにも蛇皮のベルト。
ワニ皮の模様の黒いシャツ。
蛇皮のグレーのベスト。
しかもベストの前は、ボタンじゃなくてベルトで留めるタイプで、ベルトが4つついていた。
茶色のソバージュ(かなり痛んでた)三つ編み2つつき。
黒のレザーのテンガロンハット。
ウエストにチェーンが1本ついてたし、これは「パンクファッション」ってやつなんでしょうか?
その帽子の下には、見栄晴に似た顔がありました。
日本は民主主義の国です。
言論と着るものの自由があるのです。
帰りが遅くなりました。
タクシーに乗るお金すらなく、しかし真夜中の井の頭公園を一人で歩く度胸もなく、仕方ないのでバス通りを歩いて家に帰ることにしました。
途中で、明日オープンの「三鷹の森ジブリ美術館」の前を通りました。
遠めに見えたのは、ガラスの内側にいる、さくらの3倍はあろうかというトトロ。
そして、運動会になるとよく現れるテント。
そのテントの下には3人の男女がダンボールにくるまっていました。
彼らはきっと、明日の会館の一番乗りを狙っているのでしょう。
街は雨でした。
9月の終わり、吐く息が白く舞っていました。
がんばれ。
きみたちの努力はきっと報われる。はず。
ジブリ美術館からさくら邸まで徒歩10分。
三鷹市民でいる間に1回は見に行くべきでしょうか。
病院の怪談
2001年9月27日またまたおさぼりさくら復活です。
だって、だって、3連休だったんだもーん。
3連休の前の準夜が終わってから(午前3時)、3連休後の準夜が始まるまでずっとおでかけだったのです。
久々に帰ってきたさくらを待っていたのは、4日分の新聞でした。
留守だったのばればれじゃん。
準夜は大忙しでした。
うちの病棟は4人準夜だけど、それでもせいいっぱい。
唯一の救いは、満床になってしまっているので、緊急入院が入ってこられないこと。
深夜は3人でやるんだよな…
厳しいなあ。
午後8時。
4歳のこうちゃんは「テレビを見るんだ」と張り切ってました。
始まりました。じゃじゃーん!!
「はぐれ刑事」
藤田まことをみて彼は「新宿のおじちゃん!!」と騒いでました。
何のことだろう。謎。
どうやら彼はケイン・コスギが好きで、それで見たがってるらしい。
ほかにこうちゃんの好きなもの。
ピカチュウ(4歳の男の子ならたいてい好き。ぬいぐるみも3つぐらい持ってる)
お相撲(魁皇の写真がベッドにでかでかと飾ってある)
プロレス(技をかけたりするらしい)
そしてはぐれ刑事のドラマ。
幅広い趣味をもつお子さんです。
深夜2時。
仕事はほとんど終わってたけど、最後の注射をするために当直医を待っていました。
急に寒くなったりしたため、救急外来は喘息でいっぱいらしく、なかなか当直も登場しません。
そんな時、ナースコールが鳴りました。
コールを取った人が
「れんちゃんが『眠れない』って言ってるみたい。」
「さくらが行くぅぅーー!!!当直が来たら呼んでね(はぁと)」
さくらはれんちゃんが大好きなのです。
しかし、れんちゃんの部屋(大部屋)に行ってみたところ、れんちゃんは横を向いてふてくされてました。
「…れんちゃん?寝れないの?」
「ううん」
れんちゃんのお向いのみゆちゃんが急に泣き出したためにれんちゃんは起こされてしまい、不機嫌だったらしい。
…なーんだ。
しかしみゆちゃんをほっておくわけにもいかず、話しかけてみました。
さくら「みゆちゃん?どうしたの?」
みゆちゃん「うわあああーん!!うわあああーん!!」
さくら「泣いてたらわかんないよー。どうしたの?」
みゆちゃん「怖い夢見た…うわあああーん!!」
さくら「怖い夢みたの?どんな夢?」
みゆちゃん「あのね(ひっく、ひっく)、あのね(えっ、えっ、ぐすっ)、ベッドにいっぱい目がついてて、みんなでみゆのこと見たの」
みなさんも想像してみてください。
病院のベッドの上。
丑三つ時。
暗い4人部屋で、回りの人はみんな寝てます。
ふと気づくと、自分の寝てるベッドに目がたくさんついてて、それが自分の方を見てる………
怖っっっ!!!!!!
とりあえずなだめ、半分寝ぼけてたみゆちゃんはまた寝ました。
おうちに帰ったのは午前3時。
さくらのベッドには目がついてる様子もなく、さくらは眠りにつきました。
だって、だって、3連休だったんだもーん。
3連休の前の準夜が終わってから(午前3時)、3連休後の準夜が始まるまでずっとおでかけだったのです。
久々に帰ってきたさくらを待っていたのは、4日分の新聞でした。
留守だったのばればれじゃん。
準夜は大忙しでした。
うちの病棟は4人準夜だけど、それでもせいいっぱい。
唯一の救いは、満床になってしまっているので、緊急入院が入ってこられないこと。
深夜は3人でやるんだよな…
厳しいなあ。
午後8時。
4歳のこうちゃんは「テレビを見るんだ」と張り切ってました。
始まりました。じゃじゃーん!!
「はぐれ刑事」
藤田まことをみて彼は「新宿のおじちゃん!!」と騒いでました。
何のことだろう。謎。
どうやら彼はケイン・コスギが好きで、それで見たがってるらしい。
ほかにこうちゃんの好きなもの。
ピカチュウ(4歳の男の子ならたいてい好き。ぬいぐるみも3つぐらい持ってる)
お相撲(魁皇の写真がベッドにでかでかと飾ってある)
プロレス(技をかけたりするらしい)
そしてはぐれ刑事のドラマ。
幅広い趣味をもつお子さんです。
深夜2時。
仕事はほとんど終わってたけど、最後の注射をするために当直医を待っていました。
急に寒くなったりしたため、救急外来は喘息でいっぱいらしく、なかなか当直も登場しません。
そんな時、ナースコールが鳴りました。
コールを取った人が
「れんちゃんが『眠れない』って言ってるみたい。」
「さくらが行くぅぅーー!!!当直が来たら呼んでね(はぁと)」
さくらはれんちゃんが大好きなのです。
しかし、れんちゃんの部屋(大部屋)に行ってみたところ、れんちゃんは横を向いてふてくされてました。
「…れんちゃん?寝れないの?」
「ううん」
れんちゃんのお向いのみゆちゃんが急に泣き出したためにれんちゃんは起こされてしまい、不機嫌だったらしい。
…なーんだ。
しかしみゆちゃんをほっておくわけにもいかず、話しかけてみました。
さくら「みゆちゃん?どうしたの?」
みゆちゃん「うわあああーん!!うわあああーん!!」
さくら「泣いてたらわかんないよー。どうしたの?」
みゆちゃん「怖い夢見た…うわあああーん!!」
さくら「怖い夢みたの?どんな夢?」
みゆちゃん「あのね(ひっく、ひっく)、あのね(えっ、えっ、ぐすっ)、ベッドにいっぱい目がついてて、みんなでみゆのこと見たの」
みなさんも想像してみてください。
病院のベッドの上。
丑三つ時。
暗い4人部屋で、回りの人はみんな寝てます。
ふと気づくと、自分の寝てるベッドに目がたくさんついてて、それが自分の方を見てる………
怖っっっ!!!!!!
とりあえずなだめ、半分寝ぼけてたみゆちゃんはまた寝ました。
おうちに帰ったのは午前3時。
さくらのベッドには目がついてる様子もなく、さくらは眠りにつきました。
しあわせのかけら
2001年9月21日昨日日記を書いてから、あれやこれやとやって、午後4時に眠りにつきました。
午後11時。
電話で起きました。
上の空で出ましたが、30分ほどしゃべりました。
しゃべった後また寝ました。
午前4時。
目が覚めました。
「まだ寝られるぅー」
そのまま寝ました。
次に起きたのは午前7時。
日勤のために起きました。
…15時間も寝たってこと?
道理で今眠くないわけだ。
寝ダメをしたさくらは幸せなのです。
でも、最後に物を食べたのは午前11時。
朝ご飯食べずに仕事に出たさくら、とりあえずおなかすいてました。
さくらはくいしんぼなので、空腹になるとイライラするのです。
今日の日勤はなかなかハードでした。
最初は「順調に終わるかなぁー」なんて思ってたのもつかの間。
リーダーの看護婦Iさんがさくらのもとへやってきました。
「ねえねえ、これから来るって言ってた熱傷(やけどのこと)ね、入院だと思ってたら転床(他の病棟から移ってくるってこと)だったの。さくらちゃんとって。ね?ね?(はぁと)」
「はい」
Iさんの素敵な笑顔にさくらは弱いのです。
まあ、処置は全部終わってるって言うし、今日は何にもすることないって言ってるからいいか…
そこに、「役に立たない」「頼りない」「とろくさい」と評判の、ほんとは小児科、現在形成外科にローテーション(研修医は一定期間、他の診療科に修行にでるのです)している研修医のS先生登場。
歩き回ってるさくらにくっついてきてやけどの子についてしゃべりだしました。
「あのね、今の熱傷の子ね、おしっこがしたいっていってるんだけどさ。あの子はね、今3歳でね、おむつはまだ一応してるんだけど、ときどき尿意を伝えられるんだよ。でね、言ってきた時にはおむつにはしないからね…(続く)」
さくら「(話をここでさえぎり)はーい、わかりましたぁ。ポータブルトイレ持っていきまぁす(はぁと)」
忙しいさくらは長話につきあってる余裕はないのです。
12時。
休憩行けるかなーなんて思ってると、小児外科のW先生登場。
「今からしょうちゃんの手術のムンテラ(お医者さんから家族への説明のこと)するけど入る?」
さくら「はーい」
さくらはお仕事のために、お昼ご飯タイムを犠牲にするのです。
その2分後。
「しょうちゃんミルク飲み始めちゃったんだけどさ、ママのかわりにあげてもらっていい?」
「はぁ…」
ムンテラとミルク。
さくらは一度に2ヶ所にいることはできないのです。
でも、素敵な看護婦Iさんがミルクをかわってくれたので、さくらはムンテラを聞きに行きました。
どんな話がされてたかを後でナースカルテに書いておくのです。
そうするとスタッフみんなが読めるのです。
さくらも一応看護婦さんなのです。
ぷろふぇっしょなるなのです。
午後はさくらの出す手術が2件。
1件目の手術を出したあと、合間をぬってお昼ご飯を食べることができました。
満腹になったさくら、労働意欲復活です。
午後2件目の手術は4歳の男の子のさとしくんでした。
「今日はタマの手術!」とはりきってました。
はい、そのとおりです。
さくらは子供の言葉でも、正しいことはきちんと受けとめるのです。
さとしくんはピカチューとふくろうのぬいぐるみをもってました。
ふくろうのぬいぐるみは、翼についてる印を押すと歌を歌ってくれるというスグレモノでした。
さとしくんと打ち合わせ、手術室に入って看護婦さんがあいさつしてくれたところで、ふくろうに歌を歌わせてみました。
看護婦さんたち大喜び。
さとしくんは一躍人気者になり、「タマの手術!」と言いながら、得意満面で手術室に入って行きました。
こんな子がさくらは大好きです。
日勤の終わり。
薬屋さんだかなんだか、とにかく業者さんから医局へ大量にお弁当がさしいれられており、余った分は看護婦さんたちでもらえることになりました。
日勤スタッフ全員分と、準夜スタッフ全員分がありました。
さくらの晩御飯代は0円です。
けっこうおいしかった。
さくらの1日の終わりは幸せでした。
午後11時。
電話で起きました。
上の空で出ましたが、30分ほどしゃべりました。
しゃべった後また寝ました。
午前4時。
目が覚めました。
「まだ寝られるぅー」
そのまま寝ました。
次に起きたのは午前7時。
日勤のために起きました。
…15時間も寝たってこと?
道理で今眠くないわけだ。
寝ダメをしたさくらは幸せなのです。
でも、最後に物を食べたのは午前11時。
朝ご飯食べずに仕事に出たさくら、とりあえずおなかすいてました。
さくらはくいしんぼなので、空腹になるとイライラするのです。
今日の日勤はなかなかハードでした。
最初は「順調に終わるかなぁー」なんて思ってたのもつかの間。
リーダーの看護婦Iさんがさくらのもとへやってきました。
「ねえねえ、これから来るって言ってた熱傷(やけどのこと)ね、入院だと思ってたら転床(他の病棟から移ってくるってこと)だったの。さくらちゃんとって。ね?ね?(はぁと)」
「はい」
Iさんの素敵な笑顔にさくらは弱いのです。
まあ、処置は全部終わってるって言うし、今日は何にもすることないって言ってるからいいか…
そこに、「役に立たない」「頼りない」「とろくさい」と評判の、ほんとは小児科、現在形成外科にローテーション(研修医は一定期間、他の診療科に修行にでるのです)している研修医のS先生登場。
歩き回ってるさくらにくっついてきてやけどの子についてしゃべりだしました。
「あのね、今の熱傷の子ね、おしっこがしたいっていってるんだけどさ。あの子はね、今3歳でね、おむつはまだ一応してるんだけど、ときどき尿意を伝えられるんだよ。でね、言ってきた時にはおむつにはしないからね…(続く)」
さくら「(話をここでさえぎり)はーい、わかりましたぁ。ポータブルトイレ持っていきまぁす(はぁと)」
忙しいさくらは長話につきあってる余裕はないのです。
12時。
休憩行けるかなーなんて思ってると、小児外科のW先生登場。
「今からしょうちゃんの手術のムンテラ(お医者さんから家族への説明のこと)するけど入る?」
さくら「はーい」
さくらはお仕事のために、お昼ご飯タイムを犠牲にするのです。
その2分後。
「しょうちゃんミルク飲み始めちゃったんだけどさ、ママのかわりにあげてもらっていい?」
「はぁ…」
ムンテラとミルク。
さくらは一度に2ヶ所にいることはできないのです。
でも、素敵な看護婦Iさんがミルクをかわってくれたので、さくらはムンテラを聞きに行きました。
どんな話がされてたかを後でナースカルテに書いておくのです。
そうするとスタッフみんなが読めるのです。
さくらも一応看護婦さんなのです。
ぷろふぇっしょなるなのです。
午後はさくらの出す手術が2件。
1件目の手術を出したあと、合間をぬってお昼ご飯を食べることができました。
満腹になったさくら、労働意欲復活です。
午後2件目の手術は4歳の男の子のさとしくんでした。
「今日はタマの手術!」とはりきってました。
はい、そのとおりです。
さくらは子供の言葉でも、正しいことはきちんと受けとめるのです。
さとしくんはピカチューとふくろうのぬいぐるみをもってました。
ふくろうのぬいぐるみは、翼についてる印を押すと歌を歌ってくれるというスグレモノでした。
さとしくんと打ち合わせ、手術室に入って看護婦さんがあいさつしてくれたところで、ふくろうに歌を歌わせてみました。
看護婦さんたち大喜び。
さとしくんは一躍人気者になり、「タマの手術!」と言いながら、得意満面で手術室に入って行きました。
こんな子がさくらは大好きです。
日勤の終わり。
薬屋さんだかなんだか、とにかく業者さんから医局へ大量にお弁当がさしいれられており、余った分は看護婦さんたちでもらえることになりました。
日勤スタッフ全員分と、準夜スタッフ全員分がありました。
さくらの晩御飯代は0円です。
けっこうおいしかった。
さくらの1日の終わりは幸せでした。
めんどうなのがお好き?
2001年9月20日はい、またまた深夜です。
今日は飲んできたじいさんにも会わず、ふつーに出勤。
部屋割りは昨日と同じ。
って…………
増えてるぅぅぅ!!!!
患者さんが増えてるぅぅぅ!!!!
昨日の受け持ちは9人だったはずなのに、今日は12人になってるぅぅぅ!!!!
おそるべし。
朝は忙しくなるのは分かりきってたので、なるべく早く余計な仕事は終わらせてやろうとはりきって働きました。
しかし。
午前3時10分。
看護婦のWさんが私を呼びとめました。
「しょうちゃんがベッドから落ちたって言ってるから行ってくれる?」
は?
これってもしかして…
「転落事故」ってやつぅぅぅ!?!?!?
しょうちゃんのママは涙ぐんでました。
「しょうちゃん、ごめんね。ごめんね」
しょうちゃんの目にも涙のあと。
涙ながらに許しを求め合う2人。
ドラマのようだ。(そうか?)
とりあえず主治医にオンコール(*)で電話して、「朝までは様子観察で」と指示を受けました。
しょうちゃんはおでこにたんこぶができたものの、特に変わった様子はありませんでした。
とりあえず一安心。
散々ほかのスタッフからも「ベッドの柵あげてくださいね」と言われてたママへ。
言わんこっちゃないっっ!!!!
午前7時。
案の上大忙し。
しかも早出スタッフ寝坊して遅刻するし。
昨日と同じく、7時からは過呼吸の女の子につきっきりでした。
彼女、ママがいると怒りのはけ口がママへ行ってしまうので、一人で泊まってた今日はおとなしかったです。
しかし、足を怪我して自分で歩けない上、何をするかわからないので目が離せない。
7時45分にママが迎えに来て、結局今日もさくらが車椅子を押して行きました。
仕事が終わったのは午前10時半。
結局昨日と同じ(涙)。
日勤の始まる直前の8時半にとりあえず婦長さんにしょうちゃんが落っこちたことを報告。
個室でママと2人でお泊まりしてて、しかも2時半にさくらがラウンドで部屋を見に行った時にはベッド柵は上がってたのに。
これってさくらのせいですか?(涙)
それから報告書を書いて、婦長さんに改めて提出して、病棟をでたのは11時。
さくらの顔を見た日勤スタッフが一言。
「あれ?さくらさん?まだいたんですか?」
………
別にいたくているんじゃないやい!!!!!!(号泣)
余談。
昨日泣きながら指の処置をされてたM先生は今日当直でした。
さくら「先生、指大丈夫でした?」
M先生「え?何で知ってるの?」
さくら「昨日も深夜で、ギャラリーで見てたから」
M先生「…」
先生は泣きそうな顔でさくらの前に左手を出しました。
中指は包帯が巻かれて、3倍ぐらいの太さになってました。
M先生。
あなたも子供に毎日泣かれながら処置してるんだから。
本気で泣くなぁぁ!!!!!!
とりあえず。
さくらは眠いです。
ものすごく眠いです。
なので寝ることにします。
お休みなさい。
現在午後2時。
お向いの小学校では運動会をやってます。
「トゥルース」を子守唄に眠りにつくことにします。
*オンコール
さくらの勤めてる病院はでっかいので、それぞれの診療科(小児科とか脳外科とか整形外科とか)ごとに当直医というお泊まり当番の医者がいるんですが、小児外科は医者が少ないので当直医がおらず、みんな夜は家に帰ります。
でも、それだと夜中に何かあった時に困るので、オンコールと言う当番があるのです。
医者がみんな帰った後に何かあった時には、オンコールの先生に電話して、何とかしてもらいます。
今日は飲んできたじいさんにも会わず、ふつーに出勤。
部屋割りは昨日と同じ。
って…………
増えてるぅぅぅ!!!!
患者さんが増えてるぅぅぅ!!!!
昨日の受け持ちは9人だったはずなのに、今日は12人になってるぅぅぅ!!!!
おそるべし。
朝は忙しくなるのは分かりきってたので、なるべく早く余計な仕事は終わらせてやろうとはりきって働きました。
しかし。
午前3時10分。
看護婦のWさんが私を呼びとめました。
「しょうちゃんがベッドから落ちたって言ってるから行ってくれる?」
は?
これってもしかして…
「転落事故」ってやつぅぅぅ!?!?!?
しょうちゃんのママは涙ぐんでました。
「しょうちゃん、ごめんね。ごめんね」
しょうちゃんの目にも涙のあと。
涙ながらに許しを求め合う2人。
ドラマのようだ。(そうか?)
とりあえず主治医にオンコール(*)で電話して、「朝までは様子観察で」と指示を受けました。
しょうちゃんはおでこにたんこぶができたものの、特に変わった様子はありませんでした。
とりあえず一安心。
散々ほかのスタッフからも「ベッドの柵あげてくださいね」と言われてたママへ。
言わんこっちゃないっっ!!!!
午前7時。
案の上大忙し。
しかも早出スタッフ寝坊して遅刻するし。
昨日と同じく、7時からは過呼吸の女の子につきっきりでした。
彼女、ママがいると怒りのはけ口がママへ行ってしまうので、一人で泊まってた今日はおとなしかったです。
しかし、足を怪我して自分で歩けない上、何をするかわからないので目が離せない。
7時45分にママが迎えに来て、結局今日もさくらが車椅子を押して行きました。
仕事が終わったのは午前10時半。
結局昨日と同じ(涙)。
日勤の始まる直前の8時半にとりあえず婦長さんにしょうちゃんが落っこちたことを報告。
個室でママと2人でお泊まりしてて、しかも2時半にさくらがラウンドで部屋を見に行った時にはベッド柵は上がってたのに。
これってさくらのせいですか?(涙)
それから報告書を書いて、婦長さんに改めて提出して、病棟をでたのは11時。
さくらの顔を見た日勤スタッフが一言。
「あれ?さくらさん?まだいたんですか?」
………
別にいたくているんじゃないやい!!!!!!(号泣)
余談。
昨日泣きながら指の処置をされてたM先生は今日当直でした。
さくら「先生、指大丈夫でした?」
M先生「え?何で知ってるの?」
さくら「昨日も深夜で、ギャラリーで見てたから」
M先生「…」
先生は泣きそうな顔でさくらの前に左手を出しました。
中指は包帯が巻かれて、3倍ぐらいの太さになってました。
M先生。
あなたも子供に毎日泣かれながら処置してるんだから。
本気で泣くなぁぁ!!!!!!
とりあえず。
さくらは眠いです。
ものすごく眠いです。
なので寝ることにします。
お休みなさい。
現在午後2時。
お向いの小学校では運動会をやってます。
「トゥルース」を子守唄に眠りにつくことにします。
*オンコール
さくらの勤めてる病院はでっかいので、それぞれの診療科(小児科とか脳外科とか整形外科とか)ごとに当直医というお泊まり当番の医者がいるんですが、小児外科は医者が少ないので当直医がおらず、みんな夜は家に帰ります。
でも、それだと夜中に何かあった時に困るので、オンコールと言う当番があるのです。
医者がみんな帰った後に何かあった時には、オンコールの先生に電話して、何とかしてもらいます。
ブルー・デスティニー
2001年9月19日深夜勤のために出勤。
バスがきたので乗りこみ、シルバーシートの前でぼーっとたってました。
シルバーシートに座ってたじいさんに
「空いてるから座りなさいよ。おつかれみたいですね」としつこくすすめられ、シルバーシートに腰をおろしました。
「こんな時間までお勤めですか。大変ですねえ。」
いや、これからなんだけど。
「私は今日OB会がありましてねえ。ついついこんな時間まで飲んでしまいましてね。シルバーパスで乗ってるもんだから、遅くなるとなんだか運転手さんに申し訳なくてねえ。」
うらやましい…
現在高校生の女の子が入院しております。
過呼吸発作(呼吸しすぎて、酸素を取り込みすぎてよけい呼吸が苦しくなるという不思議なもの)を時々起こすんですが、最近なんだか精神疾患っぽくなってきて、自傷行為(自分で自分を傷つけること)が見られるようになってきました。
深夜勤って6時以降が勝負なんだけど、さくらは6時半から彼女にかかりっきりでした。
極めつけは朝7時40分。
当直だった主治医が言いました。
「学校行くんだけど、下にお父さん迎えにきてくれるみたいだから、誰か車椅子押して行ってくれる看護婦さんいる?」
このくそ忙しいのになにぬかすかぁぁぁぁぁ!!!!!
とは言えず、さくらが押して行きました。
かあちゃん、押せよっっっ!!!
とも言えず、笑顔で押してるさくら。
車に乗せた後は猛ダッシュで病棟へ戻りました。
終わったのは10時半。(定時は9時10分。ああ、ブルー)
もちろん超勤とりました。
午前10時40分。小児科病棟にて。
指が腫れたという4年目の女医さんが、うちの病棟のほかの医者に治療(削ってもらう)してもらうことになり、指に麻酔を打とうとしてました。
「えーん、痛そうだよー。こわいよー。」
その女医さん、どうしたかと言うと…
本気で泣き出しました。
おいおい。
そしてそこに登場したのが、小児外科のW先生(女性)。
手際よく麻酔を打ち、診察をしてました。
さっすがぁー、かっこいい!!!
しかし、婦長さんに見つかるとまずいので、ギャラリーを引きつれて外科処置室へ消えていきました。
処置されてたM先生は看護婦さんたちに
「さやちゃん(名前)がんばれー」
「泣いてもいいけど動いたらだめだよー」
などなど、あたたかい(?)言葉をかけられてました。
どうでもいいが、本気で泣くな。
バスがきたので乗りこみ、シルバーシートの前でぼーっとたってました。
シルバーシートに座ってたじいさんに
「空いてるから座りなさいよ。おつかれみたいですね」としつこくすすめられ、シルバーシートに腰をおろしました。
「こんな時間までお勤めですか。大変ですねえ。」
いや、これからなんだけど。
「私は今日OB会がありましてねえ。ついついこんな時間まで飲んでしまいましてね。シルバーパスで乗ってるもんだから、遅くなるとなんだか運転手さんに申し訳なくてねえ。」
うらやましい…
現在高校生の女の子が入院しております。
過呼吸発作(呼吸しすぎて、酸素を取り込みすぎてよけい呼吸が苦しくなるという不思議なもの)を時々起こすんですが、最近なんだか精神疾患っぽくなってきて、自傷行為(自分で自分を傷つけること)が見られるようになってきました。
深夜勤って6時以降が勝負なんだけど、さくらは6時半から彼女にかかりっきりでした。
極めつけは朝7時40分。
当直だった主治医が言いました。
「学校行くんだけど、下にお父さん迎えにきてくれるみたいだから、誰か車椅子押して行ってくれる看護婦さんいる?」
このくそ忙しいのになにぬかすかぁぁぁぁぁ!!!!!
とは言えず、さくらが押して行きました。
かあちゃん、押せよっっっ!!!
とも言えず、笑顔で押してるさくら。
車に乗せた後は猛ダッシュで病棟へ戻りました。
終わったのは10時半。(定時は9時10分。ああ、ブルー)
もちろん超勤とりました。
午前10時40分。小児科病棟にて。
指が腫れたという4年目の女医さんが、うちの病棟のほかの医者に治療(削ってもらう)してもらうことになり、指に麻酔を打とうとしてました。
「えーん、痛そうだよー。こわいよー。」
その女医さん、どうしたかと言うと…
本気で泣き出しました。
おいおい。
そしてそこに登場したのが、小児外科のW先生(女性)。
手際よく麻酔を打ち、診察をしてました。
さっすがぁー、かっこいい!!!
しかし、婦長さんに見つかるとまずいので、ギャラリーを引きつれて外科処置室へ消えていきました。
処置されてたM先生は看護婦さんたちに
「さやちゃん(名前)がんばれー」
「泣いてもいいけど動いたらだめだよー」
などなど、あたたかい(?)言葉をかけられてました。
どうでもいいが、本気で泣くな。
フィジカル・リミット
2001年9月16日4日間終わったぁーー!!
恐怖の5日勤も残りあと1日です。
4日間の労働により、さくらの体力はほぼ限界。(しかも初日からかなりハイペースだった)
明日寝坊しませんように。
そしてそれが終わったら、次の日の夜中から仕事なのだ。
生きていくって大変なのね。
でも、今日は日曜日。
やたら患者さんも少なかった。
案の定、やたら優雅でした。
今日は早出だったさくらは7時に出勤し、4時には病棟を後にし、5時前に家に帰りつきました。
素晴らしい。
明日はさくらの大好きなれんちゃん(とかげのまね)がまた入院してくるのだ。
この間病院に置きっぱなしだった荷物を取りに来て、さくらは初めてれんちゃんの弟のらんくんを見ました。
兄弟ってどうしておんなじ顔とおんなじ声で笑うんだろう?
そして、さすが男の子2人。
「まだおとなしくしてるほう」らしいが、かなりの破壊力を感じました。
ママ「さくらさぁーん、わかるでしょー?!私の家での苦労がぁぁぁ!!!!!」
お察しします。合掌(おい)
恐怖の5日勤も残りあと1日です。
4日間の労働により、さくらの体力はほぼ限界。(しかも初日からかなりハイペースだった)
明日寝坊しませんように。
そしてそれが終わったら、次の日の夜中から仕事なのだ。
生きていくって大変なのね。
でも、今日は日曜日。
やたら患者さんも少なかった。
案の定、やたら優雅でした。
今日は早出だったさくらは7時に出勤し、4時には病棟を後にし、5時前に家に帰りつきました。
素晴らしい。
明日はさくらの大好きなれんちゃん(とかげのまね)がまた入院してくるのだ。
この間病院に置きっぱなしだった荷物を取りに来て、さくらは初めてれんちゃんの弟のらんくんを見ました。
兄弟ってどうしておんなじ顔とおんなじ声で笑うんだろう?
そして、さすが男の子2人。
「まだおとなしくしてるほう」らしいが、かなりの破壊力を感じました。
ママ「さくらさぁーん、わかるでしょー?!私の家での苦労がぁぁぁ!!!!!」
お察しします。合掌(おい)
バーチャル・リアリティー
2001年9月14日やっと見ました。「マトリックス」
うちの病棟のりーちゃん(3歳)はアクションのDVD見るのが好きです。
りーちゃんはいつも、私の見たことあるのばっかり見てて、りーちゃんの見てるのを横から除いたさくらがいつも
「あ、これはジュラシック・パークでしょ」
などとあててます。
最近はりーちゃんのママと
「さくらさん、これ何かわかる?」
「えーっとねえ…ゴースト・バスターズかな」
「すごーい!さすがぁー」
なんてやりとりもしてます。
(読んでわかるとおり、大してすごいもの見てるわけでもない)
しかし、この間りーちゃんが「マトリックス」見てました。
「私まだ見てないんです…」と言ったらりーちゃんのママに
「えー!?何でー!?さくらちゃんなのにー!」と言われてしまったため、早速借りて見てみました。
「むずかしいよ」と言われてたため、はじめから集中して見てたので、なんとかストーリーについてくことは出来ました。
キアヌ・リーブス超かっこよかった!!!
そして、超なで肩だった!!!
「スピード」のころよりかっこよかったなあ。
満足満足。
うちの病棟のりーちゃん(3歳)はアクションのDVD見るのが好きです。
りーちゃんはいつも、私の見たことあるのばっかり見てて、りーちゃんの見てるのを横から除いたさくらがいつも
「あ、これはジュラシック・パークでしょ」
などとあててます。
最近はりーちゃんのママと
「さくらさん、これ何かわかる?」
「えーっとねえ…ゴースト・バスターズかな」
「すごーい!さすがぁー」
なんてやりとりもしてます。
(読んでわかるとおり、大してすごいもの見てるわけでもない)
しかし、この間りーちゃんが「マトリックス」見てました。
「私まだ見てないんです…」と言ったらりーちゃんのママに
「えー!?何でー!?さくらちゃんなのにー!」と言われてしまったため、早速借りて見てみました。
「むずかしいよ」と言われてたため、はじめから集中して見てたので、なんとかストーリーについてくことは出来ました。
キアヌ・リーブス超かっこよかった!!!
そして、超なで肩だった!!!
「スピード」のころよりかっこよかったなあ。
満足満足。
悲しみは最後にやってくる
2001年9月13日やってきました。恐怖の5日勤。(5日連続の日勤のこと。しかも早出1日含む)
なかなか順調に進みました。
しかし…
日勤終了間際。16時30分。
川崎病の入院が1名。
高熱を出してぎゃんぎゃん泣きながらやってまいりました。
外来で点滴入ってたため、診察して、身長・体重はかって、大体の処置が終わったのでお部屋へ案内して終わり。
ほっとしたのもつかの間。
「虫垂炎の入院がきまーす」
…は?
6歳の男の子が泣きながらやってきました。
緊急オペ決定。
日勤みんなですごい勢いで準備しました。
3人ぐらいでベッドサイドに行き、点滴の固定やら術衣への着替えやら情報収集やらを一気に行い、あっという間に手術室へ送られていきました。
終わったら7時半。
頭にきたのでみんなで超勤をとってやりました。
初日からこんなんでやっていけるんだろうか…(涙)
〜さくらのワンポイント講義〜
川崎病とは…
子供の病気のひとつです。
全身の血管に炎症を起こし、熱が上がり、体中が赤くなって手足がパンパンに腫れ、首のリンパ腺も腫れるというものです。
そして、治った後に冠動脈(心臓に栄養を運ぶための血管。心筋梗塞とはこの血管がつまることです)に動脈瘤ができることが時々あるという、けっこう怖い病気です。
炎症ですが、原因はいまだに不明で、抗生剤は一切効きません。
有効なのはヒト免疫グロブリン(血液製剤の一つです)の点滴で、これをやると熱が下がって炎症が引いていきます。また、グロブリンの点滴をすることで、治った後の冠動脈瘤の発生率が低くなるという報告もあるようです。
虫垂炎とは…
一般に「盲腸」と言われるもので、使われなくなって退化した「虫垂」という腸の一部に炎症を起こすものです。
ほんとは「盲腸」と「虫垂」って違うんだけどね。
なかなか順調に進みました。
しかし…
日勤終了間際。16時30分。
川崎病の入院が1名。
高熱を出してぎゃんぎゃん泣きながらやってまいりました。
外来で点滴入ってたため、診察して、身長・体重はかって、大体の処置が終わったのでお部屋へ案内して終わり。
ほっとしたのもつかの間。
「虫垂炎の入院がきまーす」
…は?
6歳の男の子が泣きながらやってきました。
緊急オペ決定。
日勤みんなですごい勢いで準備しました。
3人ぐらいでベッドサイドに行き、点滴の固定やら術衣への着替えやら情報収集やらを一気に行い、あっという間に手術室へ送られていきました。
終わったら7時半。
頭にきたのでみんなで超勤をとってやりました。
初日からこんなんでやっていけるんだろうか…(涙)
〜さくらのワンポイント講義〜
川崎病とは…
子供の病気のひとつです。
全身の血管に炎症を起こし、熱が上がり、体中が赤くなって手足がパンパンに腫れ、首のリンパ腺も腫れるというものです。
そして、治った後に冠動脈(心臓に栄養を運ぶための血管。心筋梗塞とはこの血管がつまることです)に動脈瘤ができることが時々あるという、けっこう怖い病気です。
炎症ですが、原因はいまだに不明で、抗生剤は一切効きません。
有効なのはヒト免疫グロブリン(血液製剤の一つです)の点滴で、これをやると熱が下がって炎症が引いていきます。また、グロブリンの点滴をすることで、治った後の冠動脈瘤の発生率が低くなるという報告もあるようです。
虫垂炎とは…
一般に「盲腸」と言われるもので、使われなくなって退化した「虫垂」という腸の一部に炎症を起こすものです。
ほんとは「盲腸」と「虫垂」って違うんだけどね。
テロリスト
2001年9月12日アメリカでおそろしいテロが起こったらしい。
旅客機でビルに突っ込むなんて…
これがテロの基本「ローコスト・ハイリターン」なんだろうか。
それにしても、こんなおそろしいこと考える人がいるんだ。
さくらにはかなりの衝撃でした。
ふと頭に浮かんだのは、さくらの妹のこと。
8月末から3週間シアトルでホームステイして、今週はカナダに留学してる友達とフロリダで合流して、1週間ディズニーワールドで遊んでくるって言ってた気がする…
大変だ!
実家に電話してみたところ、妹は無事に生きてフロリダにいるらしい。
でも。
ディズニーワールドはもちろん閉鎖。
空港も全部閉鎖。飛行機は飛んでない。
フロリダにいるはずだった期間中だったからホテルは確保されてるみたいだけど、見事フロリダで足止め中。
まあ、生きててよかった。
ディズニーワールドで遊べず、日本に帰るにも帰れず、仕方なく彼女は今日馬に乗ったそうです。
旅客機でビルに突っ込むなんて…
これがテロの基本「ローコスト・ハイリターン」なんだろうか。
それにしても、こんなおそろしいこと考える人がいるんだ。
さくらにはかなりの衝撃でした。
ふと頭に浮かんだのは、さくらの妹のこと。
8月末から3週間シアトルでホームステイして、今週はカナダに留学してる友達とフロリダで合流して、1週間ディズニーワールドで遊んでくるって言ってた気がする…
大変だ!
実家に電話してみたところ、妹は無事に生きてフロリダにいるらしい。
でも。
ディズニーワールドはもちろん閉鎖。
空港も全部閉鎖。飛行機は飛んでない。
フロリダにいるはずだった期間中だったからホテルは確保されてるみたいだけど、見事フロリダで足止め中。
まあ、生きててよかった。
ディズニーワールドで遊べず、日本に帰るにも帰れず、仕方なく彼女は今日馬に乗ったそうです。
かくも長きさぼり
2001年9月11日気づいたら1週間書いてなかった…
いかん、またおさぼりさくら復活か?!
だってだって、「書くことないなぁー」と思ったらいつの間にやら時間がたってたんだもーん。
というわけで、いつのまにやら時間がすぎていたため、いつ何があったのか忘れてしまいました。
先日あきぞうとカラオケに行った時。
「実家でねー、モコ(飼ってる猫の名前だそうで)の写真とってきたんだー」
と、デジカメの写真を見せてくれました。
1枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
2枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
3枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
以上。
「全部一緒じゃんかぁぁぁぁぁ!!!!!」
仕事でのこと。
2年目の看護婦Mさんは、子供の写真を撮るのが大好きで、(もちろんプライバシーに関わるので病棟のスタッフで見るだけです)6冊ものアルバムを持ってきて、病棟のスタッフみんなで見ました。。
たくさんいろんな子が写ってました。
短期の入院で、名前も覚えてない子。
とってもかわいかったけんちゃんもゆりちゃんもやまともいた。
そして、もうこの世にいない子もいた。
誰とでもすぐなかよくなったひろくん。
人見知りが強かったしんちゃん。
天使みたいだったたいちゃん。
病棟のアイドルだったはるちゃん。
なつかしい顔がたくさんありました。
私も時々撮るんだけど、なかなか枚数が増えないんだよね。
撮っとくもんだなあ。
いかん、またおさぼりさくら復活か?!
だってだって、「書くことないなぁー」と思ったらいつの間にやら時間がたってたんだもーん。
というわけで、いつのまにやら時間がすぎていたため、いつ何があったのか忘れてしまいました。
先日あきぞうとカラオケに行った時。
「実家でねー、モコ(飼ってる猫の名前だそうで)の写真とってきたんだー」
と、デジカメの写真を見せてくれました。
1枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
2枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
3枚目。
座布団の上でくてっとくつろいでるモコちゃん。
以上。
「全部一緒じゃんかぁぁぁぁぁ!!!!!」
仕事でのこと。
2年目の看護婦Mさんは、子供の写真を撮るのが大好きで、(もちろんプライバシーに関わるので病棟のスタッフで見るだけです)6冊ものアルバムを持ってきて、病棟のスタッフみんなで見ました。。
たくさんいろんな子が写ってました。
短期の入院で、名前も覚えてない子。
とってもかわいかったけんちゃんもゆりちゃんもやまともいた。
そして、もうこの世にいない子もいた。
誰とでもすぐなかよくなったひろくん。
人見知りが強かったしんちゃん。
天使みたいだったたいちゃん。
病棟のアイドルだったはるちゃん。
なつかしい顔がたくさんありました。
私も時々撮るんだけど、なかなか枚数が増えないんだよね。
撮っとくもんだなあ。
Star Light
2001年9月5日今日の日勤にて。
10時(または10時まで)にやること。
えいちゃん(3ヶ月)の沐浴(お風呂に入れること)。
しょうちゃん(4ヶ月)の沐浴。
はるちゃん(5ヶ月)の沐浴。
この3人の体重測定。
さらにこの3人に授乳。
そしてこうちゃんのルンバール(腰椎穿刺と言う、めんどくさい検査&処置。30分はかるくかかる)の介助。
さくらはひとりしかいないし、さくらの腕は2本しかありましぇん(涙)
なので、今日は日勤が始まってから猛烈スタートダッシュ。
9時半前には始動し、3人を次々洗い(まるで流れ作業)、ついでに体重を量りまくり、ミルクをあげまくる。
看護婦のMさんが2人にミルクをあげてくれたのでとっても助かった。
そしてこうちゃんの主治医に泣きを入れた。
「10時は無理ですぅー…」
10時半にはルンバール開始。
11時10分にすべて終了。
さくらは午前中で抜け殻と化してしまいました。
そんなこんなでなんとか日勤終了。
7日にあきぞうと飲みに行く約束だったんだけど、「勉強会」なる予定が入ってしまったため、あきぞうにおわびの電話を入れてみた。
あきぞう「さくら今日日勤?」
さくら「うん」
あ「明日は?」
さ「準夜」
あ「あたしもだー!!」
さくらとあきぞうは10時半(夜)からお出かけしてしまいました。
「日勤で疲れたからー、早めに終わろう。3時には帰ろうね」
このセリフをたまたま電話がかかってきた友達に言ったら大爆笑。
そんなにおもしろいですか?疑問。
居酒屋で軽く飲んで、いざ、いつもの場所(笑)へ。
2時間で入ったんですが、今日はなぜかメドレー合戦になってしまい、気がついたら「残り10分でーす」とお電話がかかってきました。
「延長する?」とあきぞうに聞くと、あきぞうは無言で指を1本立てました。
「すいません、1時間延長します」
今日も光GENJI歌ってしめてしまいました。
あきぞうはなぜか「大ちゃん数え歌」歌ってた。(しかもかなりうまかった)
結局帰ってきたのは4時。
明日もがんばろーっと。
10時(または10時まで)にやること。
えいちゃん(3ヶ月)の沐浴(お風呂に入れること)。
しょうちゃん(4ヶ月)の沐浴。
はるちゃん(5ヶ月)の沐浴。
この3人の体重測定。
さらにこの3人に授乳。
そしてこうちゃんのルンバール(腰椎穿刺と言う、めんどくさい検査&処置。30分はかるくかかる)の介助。
さくらはひとりしかいないし、さくらの腕は2本しかありましぇん(涙)
なので、今日は日勤が始まってから猛烈スタートダッシュ。
9時半前には始動し、3人を次々洗い(まるで流れ作業)、ついでに体重を量りまくり、ミルクをあげまくる。
看護婦のMさんが2人にミルクをあげてくれたのでとっても助かった。
そしてこうちゃんの主治医に泣きを入れた。
「10時は無理ですぅー…」
10時半にはルンバール開始。
11時10分にすべて終了。
さくらは午前中で抜け殻と化してしまいました。
そんなこんなでなんとか日勤終了。
7日にあきぞうと飲みに行く約束だったんだけど、「勉強会」なる予定が入ってしまったため、あきぞうにおわびの電話を入れてみた。
あきぞう「さくら今日日勤?」
さくら「うん」
あ「明日は?」
さ「準夜」
あ「あたしもだー!!」
さくらとあきぞうは10時半(夜)からお出かけしてしまいました。
「日勤で疲れたからー、早めに終わろう。3時には帰ろうね」
このセリフをたまたま電話がかかってきた友達に言ったら大爆笑。
そんなにおもしろいですか?疑問。
居酒屋で軽く飲んで、いざ、いつもの場所(笑)へ。
2時間で入ったんですが、今日はなぜかメドレー合戦になってしまい、気がついたら「残り10分でーす」とお電話がかかってきました。
「延長する?」とあきぞうに聞くと、あきぞうは無言で指を1本立てました。
「すいません、1時間延長します」
今日も光GENJI歌ってしめてしまいました。
あきぞうはなぜか「大ちゃん数え歌」歌ってた。(しかもかなりうまかった)
結局帰ってきたのは4時。
明日もがんばろーっと。
消滅
2001年9月4日昨日日記ページを開いたら、9月2日の日記が2個あった。
おかしいなと思って一つ消してみた。
日記ページに戻ってみたら、両方消えていた…
なんでー?!?!?!
今日からまたしばらくお仕事です。
月の後半になるまであまりお休みもなく、ただひたすら働くのみ。
なんて働き者のさくら。
明日もお仕事です。
あさってもお仕事です。
それが終わったら、あきぞうと飲みに行くお約束をしました。
わぁーい!!
おかしいなと思って一つ消してみた。
日記ページに戻ってみたら、両方消えていた…
なんでー?!?!?!
今日からまたしばらくお仕事です。
月の後半になるまであまりお休みもなく、ただひたすら働くのみ。
なんて働き者のさくら。
明日もお仕事です。
あさってもお仕事です。
それが終わったら、あきぞうと飲みに行くお約束をしました。
わぁーい!!
朝
2001年9月3日久しぶりのお休みだぁーい!!
なのに目が覚めて、時計を見たら7時前だった。
しかもその後寝れなかった。
なぜ?
実家に帰るのがうれしかったから?
明日も仕事だけどね。
昨日の夜、寝たの2時すぎなんだけどなあ。
起きても何となくだるくて、気づいたら10時。
お風呂入ったら実家帰ろうっと。
静岡のおみやげの(お盆に行った)お茶とうなぎパイ、まだあげてないし。
…くさってたらどうしよう…
>なっちっちさん
勝手にリンクしちゃいました。
入院してた日記を読んでのさくらの予想。
カテですか?!(なんのことかわからない人おそらく多数)
うちの病棟(小児科)にも時々、「ちっちゃいころからかかってるから」って理由だけで大人が入院してきます。
前に慶応大学の20歳の男の人が来た時にはちょっと騒然としました。
なのに目が覚めて、時計を見たら7時前だった。
しかもその後寝れなかった。
なぜ?
実家に帰るのがうれしかったから?
明日も仕事だけどね。
昨日の夜、寝たの2時すぎなんだけどなあ。
起きても何となくだるくて、気づいたら10時。
お風呂入ったら実家帰ろうっと。
静岡のおみやげの(お盆に行った)お茶とうなぎパイ、まだあげてないし。
…くさってたらどうしよう…
>なっちっちさん
勝手にリンクしちゃいました。
入院してた日記を読んでのさくらの予想。
カテですか?!(なんのことかわからない人おそらく多数)
うちの病棟(小児科)にも時々、「ちっちゃいころからかかってるから」って理由だけで大人が入院してきます。
前に慶応大学の20歳の男の人が来た時にはちょっと騒然としました。